掛け軸の仕立てとは?


よく誤解されるかたがおりますが
掛け軸を作るというのは、掛け軸の絵を書いて作るのではなく
書いた絵を掛け軸にすることです

ですから、お客様が書や絵を紙や布に書いたものを
掛け軸の形することが掛け軸の仕立てとなります



 掛け軸の構造は?


皆様のイメージでは「布があってその上に書や絵を貼り付けている」という
イメージをもっているかたが沢山おりますが、それでは誰でも出来てしまいますし
綺麗に掛からないばかりか、作品もかわいそうです・・・・
わかりやすくいうと、裏打ち紙というものと布(裂地)とで
作品を挟んでいると思って頂ければと思います

しかし、言葉では簡単に言えますが実際に作業し、しっかりとした掛け軸にするとなると
1000年以上続く表装技術や知識が必要になってきます

その為に「掛け軸屋」が皆様をお待ちしているわけです



裏打ちってなに?


裏打ちとは、作品や布地に裏打ち紙という和紙に糊を付けて
作品や布地の裏側からその紙を貼り付けることです

それにより、作品が丈夫になり安定してきます
(この作業を繰り返して一つの掛け軸にしていきます)



 掛け軸仕立ての納期は?


通常の期間は
掛け軸屋工法(機械仕立て):3週間~
伝統的表装工法:4週間~
になります、展覧会シーズンや特殊な作品の場合は時間がかかる場合があります

お急ぎの場合は追加料金にて短納期対応いたします※掛け軸屋工法のみ




仕立ての違いは?


掛け軸屋では様々な方に掛け軸を親しんでもらえるように2つの仕立て方法を行っております

1つ目は掛け軸屋工法で、よく言われる機械仕立てに掛け軸屋のオリジナル技術をプラスした
仕立て方法です。デザインの自由性や作品の素材などを選ばないオリジナルな1点を制作したい時に最適です。
機械仕立てとは、裏打を熱圧着プレス機を使用してもともと和紙についている糊を熱で溶かし裏打して掛軸を制作していく方法です。この方法は乾燥期間を取る必要がなく、作品の完成形が安定いたします。

伝統的表装工法、手技仕立ては、最初から最後まで職人の手によって掛け軸を仕立てる方法です。当店では伝統的表装技術を駆使し、裏打ちなどに使用する糊も天然の正麩糊を使用して
100年200年と後世に残せるような掛け軸を仕立てます。そのため、仕立て代金は非常に高くなっております。大事な作品や思い入れの強い作品におすすめです




 支払方法は?


宅配便渡しの場合
掛け軸が出来上がりましたら、ご指定の住所へ掛け軸をお送りいたします
その際に仕立ての請求書を同封いたしますので、必ず掛け軸を確認後に
当店指定の金融機関にお支払い下さい
(お支払手数料はお客様の負担とさせていただきます)

店舗渡しの場合
掛け軸を確認後、代金をお支払下さい

※いづれの方法もクレジットカード払いには対応しておりません



返品はできますか?


申し訳ございませんが、仕立てという作業の特性上返品はおこなっておりません
しかし、当店による過失の場合は仕立て直しもしくは仕立て代金の返金をさせていただきます
「詳しくはTOPページ下部の当社保証規定をご覧ください」